市立湖北台中学校の生徒2名が、職場体験実習のため来館しました。
 1日目は、オリエンテーションとして、副館長はじめスタッフから白樺文学館の概要、展示、保存についての講義が中心でした。 寒い中、文学館前の清掃を行い、通りがかる人と元気にあいさつを交わしている姿が印象的でした。
 2日目は、午前はフィールド・ワークとして白樺文学館の近隣の文化スポットを巡り、大正期の我孫子を思い描きながらの散策、午後は、講演会のお手伝いが主な実習でした。
 フィールド・ワークでは、柳宗悦邸跡(三樹荘)の前を通ると、いつも清掃活動をしている我孫子の景観を育てる会の会員さんたちが、ちょうどいらっしゃり、三樹荘の説明をして頂きました。市民団体で活躍されている方との交流、地域を学ぶことの楽しさに触れられる貴重な機会でした。

散策ルート
(志賀直哉邸→杉村楚人冠公園、杉村楚人冠記念館→柳宗悦邸跡、嘉納治五郎別荘跡)
 講演会では、積極的に準備に参加してくれました。特にホール入口での気遣いには、日頃の礼儀正しさを感じさせ、円滑な運営の支えとなる活躍ぶりでした。
 3日目は、館内の整理作業、資料の取扱方法、商品管理、来館者対応など内容の濃い一日となりました。特に文学館外の掲示スペースの清掃に熱心に取り組んでくれました。
3日間という短い期間ではありますが、充実した職場体験実習となりました。